ストライキはむしろ得した気がします。お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさんです。
この通り、エバー航空のストライキに直撃しました。7/2の交渉でも決着がつかず、かなり長期化しているストライキ、エバー航空の経営にすらダメージが行くんじゃないかなと思います。7/3夕方時点で次の交渉テーブルの日時も決まっていないので、もう本当に我慢比べのチキンレースですよね。双方共倒れなんていうシナリオは本当に簡便です。
台湾企業に務めるANA派マイラーとしては台湾のスターアライアンスメンバーであるエバー航空には一日も早く通常運転に戻って欲しいと願うばかり。
さて、そんなエバー航空のストライキに直撃して補填サービスを受けたワタクシことでめさんですが、実際に補償をしてもらった内容と、経緯をお伝えしておきたいと思います。
補償内容その1振替便が翌日になったためのホテル代金の補償
でめさんは金曜日の夕方のフライトを予定しておりました。
BR190便です。この週2回もBR190便(TSA16:00-HND19:55)に乗る予定があり、一日は無事にNH854便(TSA16:45-HND20:40)で振替を頂いたのですが、もう一日は振替ができず、翌日のBR192便(TSA07:30-HND11:45)に振替となりました。
エバー航空のストライキページには以下の記述があり、でめさんは個人でエバー航空のチケットを購入しましたので対象になるのです。
個人旅行での航空券(FIT)をお持ちのお客様で、代替便が当初のご予定より6時間を超えて変更となる場合には、遅延が原因で発生したお食事代、宿泊費、交通費等について250米ドル(または他通貨での同等価値)を上限として補償いたします。関連するレシートや代替便の搭乗券等を「航空機遅延費用申請」ページにアップロードしてください。審査が終了しましたら、ご連絡いたします。なお、本審査には時間を要する場合もございますが、予めご了承ください。
この申請の仕方が分かりづらく、以下のストライキ専用ページの大きなアイコンからは飛べません。
上記のつらつらと書かれているQAの文章の「航空機遅延費用申請」がリンクになっているので、こちらから飛ぶ必要があります。あとは入力フォームに必要事項を入力して、レシートを添付して送ればOKです。ただし、PDFファイルが使えると書いてあるのに使えないダメなシステムです。イメージファイルを添付しましょう。
予約番号などはフライトチケット購入時のメールを参照すればOK。
面倒ではありますが、そんなに大変ではありませんでした。
そんなことより、憧れのRegent Taipeiに宿泊できましたので、こちらのほうがでめさんとしてはプラスです。後日記事にしますが、素敵なホテルでした。
補償内容その2他社代替フライトキャンセル料の補償
こちらにも書いたとおり、ストライキが発生してから全く電話がつながらず、飛べるかどうかすらわからなかったので、チャイナエアで代替フライトのチケットを購入していました。
購入後にエバー航空さんから電話があり、こちらのフライトのキャンセル料は補償するとのこと。
このため、チャイナエアのフライトをキャンセルしたのですが、このやり取りが面倒でした。
チャイナエアは片道で4枚のチケットを購入していました。
成田→桃園x2と桃園→x2の片道ずつ4枚を購入していたのです。
コレが、どういうわけだかキャンセルしたあとの手数料のレシートが桃園→成田分しか送られてこなかったんです。このため、成田→桃園分のキャンセルレシートを入手するために、チャイナエアに電話をしました。
チャイナエアの窓口の方は日本語が通じるのでまぁ、なんとかはなるのですが、一週間で2往復も台北をしかも片道ずつ買っているという状況のため、一つ一つ航空チケット番号を口頭で伝えなきゃだったりとか、部はレシート来てるけど、一部は来てないとかのやり取りがまぁ面倒でした。
履歴をみたら15分も通話しています。
そもそも海外発券とか、日本発券とかでルールが全然違うらしく、片道をずつでチケット発行をしていたことが裏目にでました。
で、台北発券分はメールでレシート(領収書)が来ているのに、日本発券分は現物郵送をしてもらうという手続きになりました。
さらに、この他社便のキャンセル料の支払いはエバー航空にとっても相当イレギュラー処理とのことで、メールでやり取りをするという手順になりました。
先程のホテル代と同様に処理をしてくれればいいのに、別手配をすることになったのです。
なお、こちらもメールでPDFファイルが読めないとかいう謎な連絡、普通PDFだと思うんですがエバー航空のシステムはどうなってるんでしょうかね?
エバー航空のストライキの補償額をまとめたい
結果補償額は以下の通りでした。
ホテル代(Regent taipei):25,976円(6,764TWD)
チャイナエアキャンセル代:3,624(1,000TWD)+10,631(3,000TWD)+15,000+15,000=44,255円
キャンセルフィーが異なるのは、発券した内容が異なるからです。
ただ、日本発券のキャンセル代のほうが高いようですね。
総額で「70,231円」をエバー航空さんにはしていただくことになりました。
この金額以外にも当然振替コストを協力会社には支払っているのでエバー航空さんの損害は計り知れません。17万人超えという報道もありますから、一人あたり平均で5万円だとしても85億円!
コチラのIRレポートを見る限り営業利益が9.16億TWDの利益なので、超大打撃ですよね。
EVA and subsidiaries estimated total consolidated operating revenue of NT$170.64 billion for 2018 and actually achieved NT$179.91 billion, surpassing our goal with 105.4%. Expected net profit before taxes was NT$6.79 billion and actual profit before taxes amounted to NT$9.16 billion.
上記の85億円という超適当な金額は補償額に対してなので、キャンセルや払い戻しを考えると今期は赤字転落もあり得るのではないかと心配になってしまいます。本当に、エバー航空さんには頑張ってもらいたいと思う今日このごろですね。
エバー航空のストライキ対応で対応したことと補償額のまとめ
まぁ、本当に手間もかかったし、予定も変わったしで、もちろん辛いことも多かったですが、総じてプラスが大きかったなと思います。
このブログ記事も書けたし、何よりRegent Taipeiに泊まることができました。憧れなホテルの上、きつい予定だった、IHGのアクセラレーションプログラムの4ブランド達成もできそうです。
前述の通り、エバー航空さんの経営状況は心配にはなりますが、早く解決することを祈ってやまない!というお話でした。
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