フォートナイトで60FPSな環境は本当に雑魚なのかを考えたい

お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさん(@deme19800124)です。

海外出張も入らないし、夜な夜なフォートナイトをやっています。

このフォートナイトというゲームのことを色々と調べているとフレームレートの話題が結構出てくるんですよね。僕のような底辺YouTuberとは違う、人気配信者が、 狂ったように「60fps遅い!40万のPCが必要!」とかいうのを見たりして、ホントかな?45fpsぐらいでも全然楽しめてるんだけどな、と思ったので、本当に60fpsでは雑魚なのか!?を考えていましたので、つらつらと思いを綴っていきたいと思います。

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そもそもFPSが違うとどのくらい違うのか?

よくいわれてるフレームレートですが、60fpsが一般的という話。1秒間に60回画面が切り替わるんですよね。

ディスプレイだとリフレッシュレート:Hzで表現されますよね。基本的に一緒。

で、本当の限界値は30fpsとか言われます。ニンテンドースイッチはこのフレームレート。

33msec、0.033秒ごとに画面が切り替わるってことです。

遊べるといわれているのがこちら60fps。PS4のフレームレートですね。僕の環境も60fpsで基本的にはプレイしています。

16msec、0.016秒ごとに画面が切り替わります。

でいわゆるゲーミングモニタで求められるのは144fpsです。PS5だと、これに近い120fps出るらしいです。

6msec、0.006秒ごとに画面が切り替わるわけです。

ということは、一般人が楽しく遊んでいる60fpsといわゆるプロやコアゲーマーが求める144fpsでは画面の表示されるタイミングに、0.01秒差の違いがあるわけです。

この結果、勝ち、負けに関わる、出会い頭で早く打てるスピード、反応速度がこれだけ違うことが問われているわけです。

これを”しか”ととらえるか”も”ととらえるかは人によりますがこんな写真がありました。

コレが陸上競技で0.01秒差で勝ち負けという結果が変わった写真です。本当にわずかな差で勝ち負けが決まったりするので、この差は全く意味がないということはないかなと思います。体感できるか、できないかではない、差があるかないかに意味があるんです。

ちなみに、最近は240Hzのゲーミングモニタも普及してきたいます。

4msec、0.004秒ごとに画面が切り替わります。

先ほどの写真よりもさらに、1/5の違いしかなくなる”差”これで勝負が決まるかもしれないので、プロの世界はお金をかける意味があるかもしれませんね。

では、そのお金はどの程度変わるかも考えていきたいと思います。

フレームレートを上げるために、かかるお金にどの程度意味があるのかを考えたい

CPU/グラフィックスボードにおける金額差を考えたい

僕の子供に買うパソコンのCPU&グラフィックはこの二つで悩みました。

AMDのAthlon 3000G というVega3というグラフィックスを搭載した CPUと Ryzen 3400G というさらに良いVega11という内蔵グラフィックスを搭載した CPUです。

大体12,000円差です。

その差が0.01秒の違いです。

12,000円をどう見るか?は人によって異なりますが、僕のような典型的サラリーマンからしたら大金です。0.01秒のためにこの金額を突っ込めるのか?という思いはあったりします。

フォートナイトは画質品質を最低まで落とし込めば現行のAMDのCPUの内蔵グラフィックスだけでもグラフィックボードなしでもそれなりに良い、フレームレートがでるということは調査した結果わかっていたので、あえて内蔵グラフィックス機能を前提に検討しています。もっときれいな画面でやりたいから、グラフィックスボードを別に購入するならさらに金額差が大きくなると思います。

ディスプレイにおける金額差を考えたい

もちろん、CPUだけではなくディスプレイの金額差も大きいです。

台湾企業で働いているでめさんがお気に入りのディスプレイメーカーであるBenQさんの24インチくらいのディスプレイで比べてみましょう。

普通のFHDディスプレイがamazonだとこちら。

そして、144fps をしっかりと移すために必要になる144Hzモニタだとこの価格です。

やっぱり1万円ちょっとのひらきがありますよね。

パソコン本体のスペックでもお金がかかり、ディスプレイでもお金がかかる。

0.01秒を削る戦いは厳しいものがあります。

さらにもうひと声削るとなると恐ろしいことになりますね。

執筆時のカカクコムのデータで比べるとこんな感じです。

ディスプレイにこれだけのお金を替えるのはなかなか悩ましいなと改めて思うわけです。

フォートナイトにおける伝送遅延というものを考えたい

パソコンの性能と、ディスプレイでお金をかけると60fpsから144fps程度に改善することは可能です。この差は10msec、0.01秒ということを書きました。

一方、インターネットリアルタイムに戦うのが、フォートナイトです。

もう少し正確に言うと、インターネットを経由してデータセンターのサーバー上でリアルタイムに戦うのがフォートナイトなんですよね。

戦っている場所はサーバの中なんです。目の前のパソコンとディスプレイではない。

データがサーバに行って、帰ってきて目の前のパソコンとディスプレイに移るわけです。

となると、そこに行く経路の違いで差が出るわけです。

例えば僕の自宅(東京)から、フォートナイトのサーバへの通信速度はこれだけ時間がかかります。有線で7msecくらい。個人宅で専用の光ファイバなので、それなりにいい環境です。

無線LANを自宅で使う場合と、有線LANを使う場合で3msec,0.003秒の差があります。60fpsと144fpsの差、10msec,0.01秒よりは短い差でした。コレがマンションなどに住んで、その共有Wi-Fiなんて使ってたら確実にもっと遅くなることでしょう。

では、そのフォートナイトのデータセンターはどこにあるのか?というと、アジアサーバは”東京”にありました。

アマゾンウェブサービス(AWS)の東京リージョンにあるそうです。物理的に。

そして先ほどの60fpsと144fpsの差、10msecが問題になるのであれば、当然、”伝送遅延”も問題になるはずです。

大阪に住んでいる人たちはわざわざ、片道500kmある東京までデータを飛ばしてやり取りしてるわけです。光ファイバのデータも高速ではありますが、離れた場所に到達するのには時間がかかるわけですね。それがこの式です。

つまり、大体以下のような絵が成り立つわけです。

もし、本当に144fpsの環境と比べると、60fpsだと反応が遅いからキルレが下がる!とか、出会いがしらの強さが違う!なら、東京に住んでいる人と九州・北海道に住んでいる人はもう鼻から負けてるわけです。

もちろん、その負けている環境を埋めるために、0.01秒を詰めるために、144fpsが出る環境を整えているのかもしれません。

でも、北海道、福岡の方々がいくらお金をかけて144fpsの環境でやったとしても、東京で底辺スペックな60fpsでやっている人と反応速度については物理的に上回ることができないというものなのです。

もちろん、関西の方々もハンデを抱えてフォートナイトのプレイをしているという自覚が必要でしょう。

なんてことも本当に0.01秒を詰める必要があるなら考える必要があると僕は思うわけです。

フォートナイトで60FPSな環境は本当に雑魚なのかを考えたいまとめ

ということで、いろいろ考えましたが、60fpsと144fpsの違いは住むところだけでも埋まる程度の差だったりはするはずです。

もちろん、フレームレートを上げると”ぬるぬる動く”という効果もありますので、一概には言えないかもしれませんが、本当にこの程度のfpsの差,0.01秒差が大きいのであれば、関西地方で無線LANでプレイしている方は強くなれないはずです。

でも、絶対そんなことないですよね?

とっても強い、関西圏の方は実在します。

そう、フォートナイトを始めて一か月程度でよくわかるのですが、道具の性能の差より腕の差が大きく出ることが間違いないなと感じています。

フォートナイトをはじめとしたFPSゲームをやるのにまず、超高性能なゲーミングパソコンがないと強くなれないのか?というとそんなことはないでしょう。

まずは、フレームレート60fps環境を目指した投資で十分で、本当に腕を磨いて、0.01秒の戦いが必要だと考えるようになってから、ゲーミングモニター・高性能ゲーミングPCの購入を考えるので十分です。

そんなことでいろんな要素が絡みあるインターネットのFPSゲーム、フォートナイトで60fpsだと雑魚なのか?となると大いに疑問が残るよ!というお話でした。

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