ある日なんとなーくオリヒカ/ORIHICAのTwitterなどを見ていたら、革靴に関してのツイートが流れているなかで、マッケイ製法・イタリアンレザーなどの言葉を入れてきて、詳細を見たら攻めてる!と思ったので、まとめます。
お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさん(@deme19800124)です。
革好きにはたまらない…!?
イタリアの伝統的製法である「マッケイ製法」を施し、きめ細やかなキップレザーを使用した #イタリアンレザーシューズ🇮🇹「オシャレは足元から。」
▼https://t.co/6LiLMpYMCk pic.twitter.com/Y6UHgkd4p3— ORIHICA【公式】 (@orihicamag) February 20, 2018
オリヒカ公式は2018年2月26日現在でフォロー1,000も満たないファッションブランドにしてはまだまだな広報手段になっております。私のようにオリヒカ/ORIHICA大好き!というひとがフォローしているはずですが、上記のツイートは投稿されて1週間で一個もいいね!が付いていませんでした。私がつけましたけど、ぜひ、頑張って情報発信を続けて欲しい。
以前こんな記事を書いております。
「革靴好きさんには決しておすすめもできません。特にソールとヒールカップの二つが、納得がいく人はおそらくいないでしょう。」なんて感じで、「コスパはいいけど、革靴としてどうよ?」という評価・レビューをしていました。
そんなオリヒカ/ORIHICAが「オシャレは足元から。」というメッセージ!?とと思って開いたツイッターのリンク先が思いの他面白かったので、情報発信としてまとめたいと思います。
オリヒカ/ORIHICAが出してきた、キップ&マッケイ製法の革靴。定価で15,800円。
オリヒカ/ORIHICA本当に攻めてきていると思います。
今まで比較的評判の良さげなスーツカンパニーのマッケイ製法の革靴だと、21,000円の定価でした。そこよりも5,000円下げてきて、15,800円という定価付け、スペック的にはほぼ一緒というのは相当に攻めてきていると思います。
さてこの、オリヒカのキップ&マッケイ製法の革靴ですが、ソールはこんな感じの作りです。
ハーフラバーソールになるのでしょうか。真ん中のところを見た限りレザーですよね。かつかつ、歩くような靴ではありませんが、普通に悪くない作りに見えます。
少なくとも、以前私の購入した普通のEVAソールとかいうなんというか柔らかくて軽さを売りにしているソールの材質とは明らかに異なり、しっかりとした革靴の様相を呈してきているわけです。
革靴のデザインは3種類。
通常の内羽根ストレートチップ。黒と茶色のラインナップ。
ダブルモンクストラップのシューズは黒だけです。ダブルモンクで金具がシルバーでないのはちょっと珍しいなと思います。好き好きですかね。
パンチドキャンプのシューズも黒と茶色を揃えています。
これらの無難なデザインの革靴たちを展開していますね。ここにスワールトゥだとか、謎のロングノーズとかなくてよかったと思います。足を入れてみないとなんとも言えませんが、ヒールカップが変に高いイメージがあるので、この辺りが改善されていると嬉しいですね。
アッパーの革は「キップ」と呼ばれる、6ヶ月〜2年の牛の革です。それなりにきめ細かく、それなりに強いということで、まともな革靴であれば最低限このランクの革を使うというイメージでしょうか。
私の革靴もキップの革靴がほとんどなので、これはこれでいいラインナップだと思います。
これでも、ずいぶん攻めてきたと思ったんですよね。でも、私は思いました、「グッドイヤーウェルトの靴の方が重厚感あるし、どうせなら、カーフの革靴を出してこないのかな・・・と。」
それがあるじゃないですか、、、。プラチナラインとか言う奴が!
オリヒカ/ORIHICAが出してきた、カーフ&グッドイヤー製法の革靴。プラチナライン限定商品は定価で19,800円。
そうなんです。あったんです。オリヒカにグッドイヤーウェルテッドかつ、カーフレザーを使用した革靴が。それは「プラチナライン」といわれる、取り扱い店舗も限定されているお店。おそらく、「表参道コレクション取扱店」なら売っているのかな?私が知っているかぎり、東京近辺では二子玉川と吉祥寺と表参道のオリヒカ/ORIHICAが対象になるのではないかと想像しています。
先ほど引き合いに出した青山系のブランドになるとスーツカンパニーでは取り扱いがなく、さらに高級路線を狙うユニバーサルランゲージブランドから、さらに、BERWICK別注で定価28,000円の革靴というスペックです。
ソールはこのようなダイナイトソールと言われる形状。ブリティッシュメイドではなさそうですが、おそらく普通のソールとしてはなんの問題もないものだと考えられます。
見た目は何種類かありましたが、私がきになるのは二つでしょうか。
ダブルモンクストラップシューズ。
こちらは金具がシルバーですね。手持ちがほぼ全て内羽根ストレートチップという現状を打破するにはなかなか、いい選択なのではないかと思っているダブルモンクストラップです。
もう一点はこちらの内羽根ストレートチップ。
これ以上ないオーソドックスなデザインなので、あらゆる人にお勧めができる形だと思います。
色はいずれもブラックのみです。カーフの革でブラウンまでラインナップを増やす余裕はなかったというところでしょうか。革靴は木型、足入れなどがもちろん重要になってくるため、ウェブだけで買うのはなかなか勇気がいるところです。
この「プラチナライン限定商品」はどこのオリヒカ/ORIHICAで売っているわけでもないので、なかなか実物を見つける機会を作るのに苦労をしそうですが、ぜひ一度見た上で、レビューをしてみたいと思わせらました。
私にとって、オリヒカの革靴は少なくとも定価の36%OFFが通常の購入価格
この革靴のラインナップに気づいた記事だけですと、ただ、ウェブ情報を発信しただけですが、このブログでわざわざ記事にしているのは明らかに安い!からです。
「少なくとも国内の新品の革靴で私の知る限りこの価格では出ないな。。。」というスペックなのです。どう考えてもイトーヨーカードーのバイヤーがマーケティングを知らないで仕入れて、現場困って投げ売りをした以下のような時でも17,500円税込みです。
それが、今回のグッドイヤーウェルト・カーフレザーの革靴はいくらで買うことになるでしょうか?
定価は19,800円です。
オリヒカはメールセールなどでほぼ通年を通して、アクセサリー類は20%OFFで販売をしています。そして、以下の記事のような株主優待券を利用することで、さらに20%OFFになります。
つまり、
19,800円x0.8×0.8×1.08=13,865円(税込み)
で購入ができるわけですね。
もちろん、革靴はブランドストーリーですとか、思い入れですとか、靴の木型ですとかいろんな要素があって購入にいたるわけなので、一概に価格とスペックで語ることはナンセンスだとは思います。でも、このスペックでこの価格が実現出ているのは、さすがに触手が動くというものです。
実際にお店に足を運んだら、限定店舗とか書いておきながら、絶対大衆店の一つであろう、八王子セレオの中のオリヒカにも置かれていました。
こんなタッセルローファーもあったり触手が動きます。
今までなんとなく、サラリーマンウケをする安い、機能いいでしょ?という靴だけを作っていたアオキグループにおいて、本格的な革靴を出してきたのは画期的で、ぜひ一度試してみたいと思ったというお話でした。
*よろしければこちらもお立ち寄りください。フィリピンに行くとさらに安くいい靴が買えました*
*革靴のカカトはちゃんとメンテナンスしましょうねというお話も書きました*
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