お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさん(@demekingyobachieme19800124)です。
我が家ではiPad Air(初代)が現役でしっかり動いています。購入は2022年10月頃にヤフオクで7,000円位で入手しました。iPad Air(初代)はだいぶ安い。執筆時点で、大手のゲオモバイルの中古はタマ数も多く、品質もそれなりで7,500円位。
実店舗を見ない、エコスタ!さんの楽天の店舗なら6,500円以下で使えそうなものも出ています。
そんな iPad Air、小学校1年生の 娘の YouTube メイン端末になっているのですが、暇つぶし的に寄った Apple Store 丸の内で触ったゲームがやりたいとのこと。それなりに新しい端末に触れてもいい年ごろになってくるなと思って、2月の誕生日に新しい iPad を買ってあげる約束をしてしまったので、自分で使えるのか?という観点で iPad Airを色々触って使い勝手を考えたので2023年の今、「初代 iPad Airは使えるのか?」という観点で情報共有をしたいと思います。
iPad Air(初代)スペックと処理性能を確認をしておきたい
2013年に発売されたiPad Airはこの記事を書いている時点で丁度10年がたった機種。当然日進月歩なガジェット界隈、細かいところはいろいろありますが、スペック的なポイントは以下の通りでしょうか。
OS | iOS 7.0(初期搭載) → 12.5.7(バージョン12台で終了.) |
CPU | Apple A7 |
メモリ | 1GB (LPDDR3) |
ストレージ | 16, 32, 64, & 128 GB |
ディスプレイ | 9.7インチ (250 mm) 4:3 アスペクト比 |
画面解像度: QXGA (2048×1536 px) (264 ppi), 4:3 アスペクト比, LEDバックライト IPS LCD display | |
外部接続 | Wi-Fi (802.11a/b/g/n、MIMO対応), |
重量 | Wi-Fiモデル: 469g |
Wi-Fi + Cellularモデル: 478g |
なお、エンタメタブレットとしてはあまり気にする必要もないと思いますが、Apple Pencilには非対応。タッチID(もちろんFace IDも)も非対応です。
iPad Air(初代)のCPUはまだ戦えそうなレベル
CPUの処理性能はこのレベル。Geek Bench5のスコアです。
Android タブレットの定番になりそうな、RedmiPad SEは SoCに Snapdragon680を使っていて、コレが シングル400/マルチ1700くらい。そう考えるとだいぶ弱いです。
しかし、新品1.5万円くらいで積まれている格安Android タブレットで使えそうなモデルで見るUnisoc T606はシングル270/マルチ700くらい。シングルならほぼ変わらない。あれ?使えるんじゃない?そして、1万円くらいの積まれているRK3326sになると、シングル100/マルチ330ですよ?
それが、10年前のApple A7はシングル280/マルチ550。
意外と使えそうなスペックじゃないですか?と感じている次第です。
なお、画面解像度は2048×1536。めちゃくちゃキレイ。1万円の中華タブレットはたいてい1200×800です。全然きれいです。完全に現役の解像度なのが初代iPad Airのスゴさです。
iPad Air(初代)はCPUでなんとかなっても普通には使えない状態にはなっている
もちろん、CPUと画面が頑張れても他がきつい。中でもメモリ1GBは本当にかなりきついです。
ブラウザの文字入力の部分でメモリ不足と思われる挙動でカクついちゃうんですよね。
zozotownとか楽天市場みたいな商品画像が大量にシステムから生成されてくるサイトも苦手です。表示までが遅いんです。コレもメモリ不足だろうという想像がつく。
そして、クラウドのエンタメ特化端末として割り切った使い方であれば、問題ないですが、ストレージ16GBはまともなタブレット用途では無理でしょう。iCloud で写真連携した瞬間にストレージが埋まってしまいます。
また、普通に使うような持ち歩き端末だと、10年前の端末なので、バッテリーも相当弱っていることでしょう。バッテリー交換をしていればべつですが、うちの環境だと1時間で0%になります。ちょっとしたツールで確認したら最大容量は20%以下になっていました。そりゃそうなるよね。
今の僕にはちょっと良くて、夜、家でみんな寝てから少しゆっくりする時間に使うときに時間制限にできたりもする部分です。ただ、一般的な持ち歩きタブレットとしては使えません。
Wi-Fiも2013年に登場したWi-Fi5,IEEE802.11acに対応していません。コレは使う上では全く問題ありません。僕が使う環境で30Mbpsくらいインターネットのダウロード速度は出ます。
そんなわけで、iPad Airは完全に普段遣いには厳しいものだとは思います。
でも、完全自宅用のエンタメ端末ならどうなの?自宅のお風呂上がり時間の10インチタブレットとしてはどうなんだろ?というように思ったりしたわけです。
iPad Air(初代)のiOS打ち切りはエンタメ端末としてもちょっと厳しくなってきた
よく言われるiOSのサポート切れ。セキュリティ的な観点では僕はあんまり問題ないと思っています。
アップルさんはサポート切れの端末に対してもセキュリティパッチが当当ててくれているんです。2019年にiOSのバージョンアップにおいていかれたと言われながらもマイナーアップは続けてくれるのがAppleのすごさ。12.5.7は2023年1月にリリースされています。
YouTubeやAmazonPrimeビデオは全く問題ないので娘の端末としてはとても良く働いてくれていると思います。
ということで、本当にエンタメ端末という割り切りならぜんぜん使えるのですが、それでもタブレットですから、ブラウジングはさっとしますよ。
そのブラウジングは注意です。いろんなウェブサイトを見る端末ならブラウザだけは最新にしておきたいですよね。
もちろん、iOSのバージョンに紐づく、Safariはアップデートできないし、ChromeもFireFoxも対応していません。
2023年10月時点でFireFoxさんはiOS14.0以前は打ち切り。
ChromeさんはiOS15.0以降打ち切りです。
ただ、そんな事情の中、我らがOperaさんは頑張ってくれています。
初代iPad Airも2023年時点でサポートしてる!ということで、セキュリティ的な面では使ってもいいかなと思っています。
ただ、ブラウザが最新バージョンを使っていても iPad は Webkit と呼ばれる、HTMLレンダリングエンジン群と iOS のバージョンが明確に紐づいているんですよね。なので、ブラウザが新しくてもブラウザが使っているレンダリングの仕組みはどうしても古いものを使わなければいけないため、使えないウェブサイトがチラホラと出てきています。
ヤフートップでは怒られます。Androidは5.0っていう2014年リリースのOSでいいのに iOS は15.0以降。2021年リリースのモノが求めらている違い。
そして、アップルストアのウェブサイトの挙動が相当に怪しいです。
完全に読み込みは終わってるのに、画像がでてこなったり。購入自体もできないなんてことも起きてしまいます。
Appleが作っているウェブサイトの表示の仕組みの新しい機能を積極的に使っているからこうなるのでしょう、流石に2018年に基本的に打ち切ったiOSのバージョンはサポートされていないようです。
この部分がきびしい。現役マシンとして厳しいといわれがちな、iOSのサポートというよりもWebkitの限界がチラホラと見えてきているので、ブラウジングは日に日に不便になっていくなということがよく分かる状況だと感じました。
2023年も初代 iPad Air を使って思うところを伝えたいまとめ
ということで、娘のYouTube用でガッツリ現役で使われているiPad Air。
見た目は現行で売られている iPad 第9世代とは全然違わない iPad。
実際に使ってみると、流石に中身は限界に近づいているということもよくわかりました。
とはいえ使えなくもないので、なかなかにも悩ましい iPad Air(初代)。
もっさり、もっさりな上、対応アプリ、ウェブサイトがどんどん減ってきいるため、おすすめは全くできなんだけど、おもちゃとして使ってもいいと思う、面白い端末だと思いますよ!というお話でした。
*よろしければこちらもお立ち寄りください。仕事、外用のタブレットはiPad mini5でとても満足しています。まだまだ使う。*
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