築60年の戸建購入を考えてやめた話

お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさん(@deme19800124)です。

最近は事務所というか、セカンドハウスがほしい病に取り憑かれています。

物欲の究極。家。

とはいえ子供三人の庶民サラリーマンである僕としてはお金はない。だから、賃貸も行ってみたけど、しっくり来なかった。
そしてやっぱり、ほしい。ということで、本気で計算をした結果、手持ちの現金と我が家を担保に入れた不動産担保ローンで金利3%位の30年ローンというマネーリテラシーレベル1な動き方をすればも1,000万円位作れそうです。

そう、「でめさんの秘密基地購入プロジェクト」を立ち上げることにしました。

ということで、早速、問い合わせと内見を始めたのですが、一発目から危ない、近所に出てきた昭和39年築、つまり築60年の物件を見てきたので、どうだったのか!?をお伝えします。

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土地15坪で東京の北多摩南部エリアで880万という格安物件

僕は築古、中古上等で買おうと思っていました。

今回内見した物件は土地的には建ぺい率60%容積率200%の15坪ほど整形地。坪単価100万円位の地域(北多摩南部エリア)にもかかわらず売り出し価格880万円でした。激安。3F建て延床面積25坪、駐車場付きも建築できるので、悪くなさそうなものです。

が、土地としてのスペックが最悪建築基準法上の接道なし、駐車場なしの再建築不可物件でした。西側が4mの道があるのですが、私道にすら扱われていない「通路」という扱いです。そりゃ相場より半額くらいにして出すよね。そして、売れるわけないよね。

住友不動産の仲介ステップに専任媒介契約で出していたみたいですが、庶民は住友不動産の仲介ステップはイマイチだと感じます。昔、個人的にもだめだった事があるし、やめておいたほうがいいエピソードネタでもまた書こうと思います。

そんなわけで見てきた物件は、間取り図ない、築60年の4Kです。築60年ということもあり、取り壊し前提での土地として売りに出ていたんですよね。

とりあえず、見てきた感じで作った間取りはこんな感じ。広さは悪くありませんというか、めっちゃ広い。60平米超え。

3人なら余裕4人でもまぁ、住めるレベルの延床面積でしょうか。

間取りは3D マイホームデザイナーで作ってます。衝動買いで結構な金額で買いましたが、楽しいです。

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思ったよりマシな気がした築60年の物件の状態を伝えたい

築60年の家、気になりますよね。家の実家は現状築48年くらいですが、築35年でスケルトンリフォームをしているので、全然問題ありません。

ただ、今回の物件はリフォームをしたと形跡はない、本気の築60年物件だと思います。

外壁は砂壁かな。

割れた跡などもありますが、補修がされています。軒が落ちた形跡や、雨漏りでもしたことがあるのでしょう、窓にポリカ板っぽいものが据え付けられています。

もちろん窓枠は木枠、サッシは、当時最先端なアルミサッシだと思います。雨樋などに、われもなく思ったよりマシな感じ。とはいえ、砂壁に一部塗装割れがあったり、もちろん手にはチョーキングはついたので外壁も15年以上は放置されてたんじゃないなかなと思います。

メインの居室はこんな感じ。

砂壁をシーラントで固められているのかな。ボロボロ落ちるような壁ではないように見えます。漆喰という感じでもないと思いました。

とにかく汚い。他分ヤニ、左側に見える黒いのはカビかな?相当なヘビースモーカーが住んでいたのではないかなと思います。ただ、一年以上空き家でたまには管理をしている人がいるのかタバコの匂いはあまり感じませんでした。そして、エアコンがあった室外機の管路の穴は開けっ放し。

でした。

2階には板の間とプリント合板の部屋もありました。この細いベッドみたいなのは何なんだろうなんて思ったり。左側の床は腐っているようにも見えます。プリント合板のもめくれているし、雨漏りでしょうか。その横のコンセント使うのには勇気がいりますね。

二階のもう一間はあまり汚れていない砂壁の和室。

なぜふすまがここまでぼろぼろになっているのか。

動物でもいるのかなと思いましたが、屋根を見る限りはヤバそうなシミはなかったので、違うかもしれません。築古戸建好きの方、教えて下さい。床下も覗いては見ましたが見える範囲はきれいでした。

そして、気になる水回り。お風呂が狭かったんですよね。多分1畳位。0.5畳の浴槽と、0.5畳の洗い場。脱衣所はありません。どうしてたんだ。

気になったのが天井のカビだったので、お風呂場を撮っていませんでした。洗面台はなかった気がする。キッチンの先に手洗い場がありましたが、使い勝手悪すぎですね。

トイレ。他と比べると汚くありませんでした。

なぜ、トイレカバーとブルーレットを置くだけをそのままにしたのか。トレカバーは外しておけよと。そして、そのトイレットペーパーは何年前のものなんだよと。他の残置物がほとんどないだけに気になってしまう状況でした。

写真はアップにしてもカビしかないと思うので、そこまで気持ち悪くはないかなとと思いますが、苦手な方ごめんなさいね。

そして、最後の写真がサムネにもしたキッチン。

何をした?

収納部分部分もともと白かったやつなのに、油とヤニでとんでもない汚れ方になっています。

アップ。

全く拭いたことがなかったのかな。

ステンレスもここまで黒くはならないでしょっていうくらいに焦げた感じになってます。

築60年の戸建購入を考えてやめた話まとめ

コレが築60年の戸建の現状でした。

僕は内見後、買おうと思ったんですよ。作業部屋として使えればそれで良かったから。

「リフォームもロクされて来なかった築60年の戸建住んでみた!」的な苦労ネタを中心にブログと、放置しまくってるYouTubeでやっていくのもいいかなと思ったんです。

絶対にこんな物件売れるわけないと思って、それでも誠意あるかなと思った希望価格を伝えたのですが、届きませんでした。

この状況でも特に30万くらい出せば電気点検してもらって配線のし直しくらいしてもらえれば僕は使えると思ったのですが、そのあたりの費用を鑑みて申し入れた金額に届かなかったんです。1,000万円は流石に出せない。

でめさんみたいな、購入希望者は絶対レアだと思います。そこそこの価格提示したけど、拒否されるとは。。。と思いました。新築そっくりさんで2,000万円かける判断をする方もいるかも知れませんが、3,000万円の物件にはならないと思うんですよね。

そんなわけで築60年物件には縁がありませんでしたが、もうちょっと普通な物件で、「でめさんの秘密基地購入プロジェクト」を実現したと思っているよ!というお話でした。

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