お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさん(deme19800124)です。
仕事で利用しているノートパソコンはDELLのXPS9370というフラッグシップノートパソコンを使っているのですが、残念なことにワイヤレスモジュールが壊れたようで、WiFiもBluetoothも使えません。
こちらにさんざん愚痴も書きました。
そんなわけで、マウス用のアダプタとLANケーブルの物理接続が必須になっている環境。
さらに、自宅の仕事スペースで必要としているディスプレイの入力は空きがVGAのみということで、VGA出力も必要です。
さらに、さらに、デスク環境を整理した結果、ケーブルを少しでも減らしたい!となったところで、USB-Cに給電をしながら、外部機器が接続ができる「USB-C PD対応のドッキングステーション」(以下、USB-Cドック)というアイテムがあることを知ったんです。
で、検索すると沼が深い!
ということで、僕の検討内容と、決断、そして現状の運用状況をお伝えしたいと思います。
USB-Cドッグの検討内容
まず、USB-Cドッグに求める要件をまとめます。
USB-Cドッグ恐ろしい種類の製品が有象無象で存在しており、選ぶのが大変なんです。大体、2,500円くらいから中華の怪しいやつが大量に見つかり、上は30,000円を超えてきたりします。
- USB-Aポート2ポート以上
- LANポート
- VGA出力対応
- HDMI出力対応
- USB-C PD対応
このあたりが僕にとっての要件です。
なかでもVGA出力対応というのが意外と厳しい要件ぽいですね。VGA出力さえ必要なければ、USB-Cドック界隈であれば絶対的なブランドになるであろう「Belkin」というメーカーの製品がいいんですが、見事に打ち捨てられてしまった規格です。
モバイルのUSB-Cのマルチインターフェイスハブ的に使う場合はいまだにVGAのプロジェクタにつないでくださいと言われることありますからね。日本だけかもしれませんが、VGAはまだまだ必須だと思っています。
でもって、調べれば調べるほど、次に候補に挙がるブランドは 「エレコム」 か「StarTech.com」あたりになってきました。両社とも、ラインナップが豊富で選びやすいというのがポイントです。
「StarTech.com」 は日本ではそんなにメジャーブランドはないですが、デルにも供給をしているブランドなので、間違いがない。
そんなメーカー、製品ラインナップもかなり豊富です。
僕の求める厳しめの要件でも、小ささを選ぶか、ポート構成の豊富さを選ぶかという選択で二通り選べます。
StarTech.com USB-C接続マルチアダプタ 4K HDMI/VGA対応 1x USB-A PD 3.0対応 Mac/Windows/Chrome対応 GbE…
StarTech.com USB Type-C接続ドック Mac/Windows対応 HDMI/VGA 3x USB 3.0 SD/micro SD USB PD 3.0 DKT30CH…
またはエレコムから出ている「DST-C05WH」あたりが候補になってきます。
エレコム ドッキングステーション USB-C ハブ PD対応【Type-C×2/USB3.0×2/HDMI/D-sub/LAN/SD+microSDスロッ…
別にThunderbolt3対応で40Gbpsが必要だったり、デュアルディスプレイにしたりする必要はないので、なんとか1万円を切るくらいの価格で購入ができることがわかりました。
むしろVGAを求めることで、選択肢が大幅に狭まっていたりします。
ただ、まともに聞いたことがあるような会社、もしくは信頼ができそうな会社のUSB-Cドッグは1万円必要なんですよね。
いろいろと買い物をしすぎて楽天ポイントも、Tポイントも、ギフト券も足りませんでした。使いやすいのは楽天の期間限定ポイント3,200ポイントのみ。
そんな中、一応日本企業製品で見つけてしまったのです、チャイナのノーブランドと変わらぬ価格で販売しているUSB-Cドッグを。。。
ウィンテン(WINTEN)の「WT-CS07」を購入した
ということで、こちらを購入しました。
ウィンテン株式会社という会社を僕は知りませんでした。東池袋のマンションの一室に居を構える10名未満の会社のようです。そりゃしらなくて当然。
ただ、この会社丁寧にプレスリリースをしているんですよね。
さらに、自社のウェブ通販も行っています。
そんなん通販会社ですが、自社ブランド販売しているんですよ。 中国企業に丸投げだとはお思いますが、型番を起こして作っています。今回購入をした「WT-CS07-BK」チャイナあるあるのような全くおんなじ形でロゴだけ書いてあるようなものではなく、オリジナル商品のようです。
日本メーカーであれば、生産が中国であるのはどこも一緒。
であれば今回の予算に入る3,000円未満で購入できるので物は試しだと思って購入をしてみました。
ということで購入した結果はこんな感じです。
見た目は意外と悪くないんじゃない?
とりあえず、無事に使えました。ただ、もちろん問題がないわけではありませんでしたが。。。
WINTENの「WT-CS07」の問題点は電力周りの設計にあるかもしれない
問題は給電元が45WのDellのACアダプタから給電し、USB-PDでDellXPSに給電をしているのですが、どうやらPCへの給電では、30Wも出ていない様子でした。
起動時に接続していると電力が足りてないよ!アラートが出ます。
USB機器の利用などで15Wくらい捨てられている印象です。まともなメーカーだと、USB-HUBで使われる電力は10Wくらいだそうなので、設計怪しい様子です。
まぁ、激安なチャイナ設計でしょうからしょうがないでしょう。この辺はノーブランド製品も間違いなく似たり寄ったりだと思います。
それでも使っていて、バッテリーが減ることなく、ちゃんと充電もされています。
基本的には長時間在宅勤務で働くときにしか使わないので、充電時間がかかることは問題ないので、使えればOKです。ちょっと無駄に電力を使われてるんじゃないかなと思ったりする程度。
Belkinのホームページなどはこのあたりの電力調整をしっかりやっている!というのも売りにしているので、こういったところの設計思想、コストの考え方が全然違うんだろうなと思った次第です。
まぁもともと、45Wしか給電ができていないのも問題で、もっと高出力なACアダプタをつないだほうがいいのかもしれません。
エレコム ノートPC用ACアダプター Type-C PD対応 65W ケーブル一体型 2m ブラック ACDC-PD0465BK
ただ、さらに追加で3,000~5,000円はかけたくないです。
本当はUSB-Cドッグに直接ACアダプタもっと十分な給電ができればいいんですが、そうなるともう、2万円オーバーコースの良いやつを選ぶことにもなり本末転倒だったりもします。
StarTech.com Thunderbolt 3 ドック MacBook Pro/Windows デュアル4K/60Hz DP/HDMI/VGA 85W USB PD TB3DK2DHV
ということで、電力問題は事実上問題でもないので、現状の構成で使い続けていこうかなと思っているところです。
USB-Cドッグの発熱問題の対策もしてみた
小型のUSB-Cドッグにはもう一つ避けて通れない問題があります。
それが発熱。
これは、 「WT-CS07-BK」 の問題ではなく仕様上どうしようもないです。いいものであっても発熱します。実際、モバイルでつかるDellのDA300もめっちゃ熱くなるし、ディスプレイに出力していると不安定になります。
大きかったりするとそれだけ放熱がしやすいですし、本当にいいものであれば電力制限などを上手にして発熱を減らすことはあるかもしれませんが、この手のコンパクトなUSBドッグは口コミなどを見ると、お値段が多少高くても発熱します。
3,000円の安物USB-Cドッグである 「WT-CS07-BK」 ももちろん恐ろしく熱くなります。
手で触れないほどではないので、45-50度くらいかな、、、このためだけにサーモグラフィ買えるほどブログで稼ぎはありませんので、感覚でごめんなさい。
ということで、対策しました。
コチラ。
Dellのデスクトップパソコンで外したCPUクーラーがあまっていたので、ヒートシンクだけ拝借し、熱伝導両面テープでつないでみました。
結構効果がある、気がします。
USB-Cドッグの熱対策ソリューションはヒートシンクで気持ち解決できる!と思いました。
もちろん、熱くはなるんですが、ヒートシンクもそれなりに熱くなってるので、熱が伝わっています。しっかりこの放熱フィンがあったかくなっているので、間違いないでしょう。
100%好みの問題がですが、僕はこの見た目も嫌いじゃありません。
ナメック星の宇宙船がなんとなく思い出されました。そして、少しかさあげされたことで、ケーブルへの負荷も下がっており、いいことづくめでした。
触ってもほんのりあったかいくらいなので、40度以下なんじゃなかなと感じます。
熱伝導シートをはがして比べたりはできていませんが、なかった頃よりだいぶ下がってる!気がする!そんな感じで、USB-Cドッグの発熱に困っている方は転がっているヒートシンクの有効活用になるかもしれませんよ。
ヒートシンクが転がっていない方も、結構いろんなサイズで売っているので、USB-Cドッグが熱い!ヤバい!という方は試してみてもいいと思います。
*WINTEN「WT-CS07」レビュー*USB-Cドックという沼があることを知ってしまったまとめ
ということで、現状自宅で仕事をしているときはこんな環境で働いています。
意外とスマホ置き場も便利で資料作成集中タイマー90分を回す時に活用しています。
WINTENの「WT-CS07」はシルバーもあるので、MACのUSB-Cドッグに悩んでる方には怪しい中華を買うくらいなら、一応日本の会社が企画したであろう、この製品も検討してみてもいいんじゃないかなと思います。
USB-Cドッグは奥がものすごく深く、安物も恐ろしくたくさんありますし、上を見たら安いパソコンが買えるような高級な製品もあります。
そんな中、僕はとりあえず安物!でも100%チャイナいお金が落ちる!というわけでもない、製品を使い始めてみたよ!というお話でした。
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