お立ち寄りいただきありがとうございます。でめさん(@deme19800124)です。
先日アメリカ出張の帰り、バンクーバー国際空港から羽田空港までにフライトにおいて、プレミアムエコノミークラスに乗ることができました。
でめさんは、しがない典型的サラリーマンです。プレエコの予算なんぞ当然出ませんが、スーパーフライヤーズカード(SFC)ホルダーというANAの上級会員だったが故の無料アップグレードが適用されたのです!
このエコノミーからプレミアムエコノミーの無料アップグレードについては残念ながら廃止されることが決まっています。いつまでかというと、2019年9月30日までという期限。
その後は特典航空券でプレミアムエコノミーが獲れるようになるため、選択肢の広がりとしては単純な「改悪!」とは思えません。マイルを費やしてでもプレエコを取る価値があるか?そもそも、プレミアムエコノミーはどの程度快適だったのか?を綴りたいと思います。
プレミアムエコノミーのアップグレードは突然に
バンクーバー空港で搭乗時間になったので、待っていると、日本語で呼び出しがありました。
「でめさん様でめさん様搭乗口受付カウンターにお越しください。」
何だろう?と思い行くと
「すみません、スーツケースに傷が入ってしまったのですが。。。」
といいながら、写真を見せられました。正直どこが傷かもわからないくらい傷だらけなスーツケースなので、全然気にしない旨を伝えました。
その次のグランドスタッフさんのセリフがこちら。
「でめさん様はSFC会員様なので、無料アップグレードができるのですが、いかがいたしますか?」
とのこと。
よくわからないスーツケースの傷よりも全然、大事なこと!プレミアムエコノミーに乗れるなんてマイラーブロガーとしてはネタとしてこれほど嬉しいことはないので、二つ返事でOKをしました。
たったの10席しかないプレミアムエコノミー席に空きがあり、アップグレードされたのです。プレミアムエコノミーはいまいち人気がないのでしょうか。
チケット種別はアップグレード対象外と書かれる、Valueクラスでの購入にも関わらずアップグレードいただきました。
マイルや、アップグレードポイントを利用してのビジネスクラスへのアップグレードはできませんが、プレミアムエコノミーへの無料アップグレードに関しては利用ができるということのようですね。
プレミアムエコノミーの違いは座席の違いだけではない
でめさんの感覚的にここが違う!と感じた点は3点でした。
プレミアムエコノミーはもちろん、座席も違う!
シートピッチが20cmエコノミークラスより広いという点が言われます。
これだけも快適さが段違いといえば段違い!かというと、そうでもないかなという印象でした。もちろん、広い気はしますが、隣の人をまたげるかというと無理。通路側に座ってしまうと、トイレなどに立つためには、一度どいてもらわなければいけないです。
フットレストがあることも、ちょっと楽かな。。。くらいでしょう。
ディスプレイもまぁ、エコノミーのディスプレと比べてどうということもありません。
もちろん、違う!のですが、そこまで大きな違いではないなというのがでめさん個人の意見です。
大きな違いではないと言いつつ、、最大の違いは座席自体がしっかりとした座席であることはメリットに感じました。幅も広く、厚みもあり、どっしり感が全然違います。
国内線のプレミアムクラスと同じくらいの快適さを得られるのです。この席の違いは長距離だと、疲れ方にダイレクトに響きました。
無料でこの座席にアップグレードされることに慣れてしまっている上級会員の方が、ANAの無料プレエコアップグレードに対して、改悪!改悪!騒いでいる気持ちも、まぁ、わからないでもないなと思うくらいには違うということはお伝えして起きたいと思います。
プレミアムエコノミーは備品が違う!
エコノミークラスにはない、二つの大きなメリットがあると思いました。
一つはこちらの左側ポケットに収納されているもの。スリッパがあるのです。
国内線プレミアムクラスやビジネスクラスに乗るとついてくるスリッパセットです。このセットのすごく気が利いていると思うところはシューホーンがついているところですね。
ちゃんとした靴を履いている人を相手にしていることがよくわかります。
もう一つはこちら。ソニーのノイズキャンセリングヘッドフォンがついてくること。
ちなみに、持ち帰ってはいけないそうです。これを持ち帰ろうとするような貧乏人はプレミアムエコノミーなんか乗らないということでしょう。ANAロゴがついてるというだけ、ちょっと心が揺らぎそうになりましたが。
CAさんに頼み込んでOKをもらえるケースもあるという話もネット上にはありますが、改めて、ANAのプレミアムエコノミークラスのヘッドフォンの持ち帰りは基本的にNGです。
プレミアムエコノミーは食事がちょっとだけ違う!
ちょっとだけというのはこのケーキが出てきたくらいだからです。
みんなが寝静まっている機内も消灯しているという時間に起きていたら、ひっそりと、CAさんから「デザートのケーキをお持ちしましょうか?」と言われました。
陶器のお皿にのせられれたチョコレートケーキでした。普通に美味しい。
食べ物の違いはこれくらいでしょう。
コップもプラスチックのコップでの提供です。
おつまみもエコノミークラスと同じおつまみでした。
メニューもエコノミークラスのものかと思います。
テーブルが広い分少し食べやすいということはありますが、エコノミークラスなので、可もなく不可もなくという感じ。
プレミアムエコノミーの搭乗で食事に特別な期待をするのはちょっと違うのかなと思います。
ANA国際線のプレミアムエコノミーに乗った感想まとめ
SFCホルダーが故に体験ができたプレミアムエコノミークラスの旅。優雅な時間を過ごせました!といいたいところですが、でめさんとしては良し悪しだったというのが結論です。
何よりも、トイレが近いでめさんとしては窓側に押し込まれたのは本当に地獄でした。
隣のおじさまも愛想もまったくない、いかついおっさんでしたので、そのおじさまがトイレにいく瞬間を狙って、いくしかなかった。。。10時間のフライトでトイレにたった時間はたったの2回しかありませんでした。いつものでめさんなら、7回は席を立ちたいくらいの長時間フライトです。
おかげで喉が乾いても、追加のドリンクなどを頼むのも憚られる環境でした。
つまり、座席のスペックは非常によく、快適な時間は間違いなく過ごせます。
ただ、すごく広いかというとそうでもないというのがプレミアムエコノミークラスのフライトです。2019年9月までという期限もありますが、何度かチャンスがあったとしても、でめさんはプレミアムエコノミークラスは通路側でなければ利用をしたくありません。
なお、バンクーバーまでで比較した場合、ビジネスクラスほどの価格差はもちろんありません。とはいえ、エコノミークラスの最安値と比べると片道10万円程度は違います。この価格差を個人で出すには惜しい差、サービスの違いです。
アップグレードポイントを利用できるようになることがさもメリットのように書かれますが、結局、Basic Plus 以上の発券で生きてくる話。Valueでしか航空券を抑えられないものとしては実質値上げになってしまうので、利用することはないでしょう。
今後、夫婦やカップルなどで旅行にいくような陸マイラーであれば使い勝手もいいであろうプレミアムエコノミークラスの特典航空券の解放。より、多くの方がプレミアムエコノミーも検討をすると思います。こういった、マイルは有り余っていて、少人数でお出かけされる陸マイラーさんにはおすすめができるけど、一人出張には別に乗ることもないかなと思ったプレミアムエコノミー体験だった。というお話でした。
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